
※ この合唱組曲【筑後川】は ※
1968年、久留米音協合唱団が創立5周年記念として
作詞を丸山豊氏、作曲を團伊玖磨氏に依嘱された作品です。
郷土の川筑後川を題材とした合唱組曲を作製したい、
という夢のような企画をたて、この夢がブリヂストン
タイヤ社長石橋幹一郎氏のご好意で実現したものです。
作詞は地元の丸山豊氏に、作曲は、これまた久留米に
縁の深い團伊玖磨氏に依嘱されたものです。
その年の12月20日、石橋文化ホールに於て
作曲者自身の指揮で初演されました。
【 大いなる愛の川 】という副題をもつこの組曲は
1、みなかみ 4、川のまつり
2、ダムにて 5、河 口
3、銀 の 魚
の全5曲から成り、九州一の大河筑後川が、阿蘇外輪
のふもとに生まれ、筑後平野を大きく横断し、悠々と
して有明海に注いで行く、そこに織りなす大いなる
ロマンをあるときは清らかに、あるときは激しく、
そして最後は大らかに歌いあげています。
楽譜は初演の翌年出版されたが、この親しみ易くしかも
格調高い合唱曲は、忽ち全国のあらゆる種類の合唱団や
学校などに於て、現在も演奏され続けています。


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