2008年度 寿菊派若柳流 博多座公演

公演内容ご紹介

今舞台では、一部で従来の古典を
二部では「二つの夢物語」と題した舞踊をお楽しみいただきます


まず一つを「博多人形の夢物語」と題し
先代寿菊が昭和四十四年に演出致しました舞台を再現したいと思って居ります


今回、生前、先代寿菊と交流の有りました小島与一先生に
先代寿菊と社中師範の寿成をモデルに作って頂きました
「秋の色種・羽根の禿」の二体の博多人形を中心に
「猩々」「京の四季」を五人の踊り手を人形に見立て一舞台と致します

尚、与一先生作の「秋の色種・羽根の禿」は会場に展示させて頂きます

もう一つの演目として、創作舞踊「太宰府夢の菅公」では
お琴・尺八・お囃子等で雅楽の雰囲気を出し乍ら「菅公」を、梅の精に扮して
「梅の栄」を、長唄連中で踊り分けたいと思っています


前半は御殿を降り立った菅公が都を懐かしみ舞う姿を現し
後半は都から菅公を慕ってきた梅の精となって出会った嬉しさを表現し乍ら
明るく舞い踊る舞台と成ります


又、舞台転換の間は、箏曲「初鶯」を河原久子社中の演奏でお楽しみ頂きます

いずれ の作品も、博多座ならではの舞台演出をお楽しみ頂きたいと思っております

私共、寿菊派若柳流は、日本の素晴らしい古典音楽と共に日本舞踊を通して
多くの方々と共に楽しめるような公演を目指しております

社中一同一生懸命舞台を勤めさせて頂きます

何とぞ皆様お誘い合わせの上、御来場賜ります様よろしくお願い申し上げます

   寿菊派若柳流
      二代目家元 若柳 寿菊



     演目

     一部
      [勝三郎連獅子]若柳菊鶴
              若柳菊王
      [島の千歳]  若柳寿成
      [藤娘]    若柳 菊
      [まかしょ]  若柳菊豊
      [弥生]    若柳菊美
      [鷺娘]    若柳菊結花

      休憩      三十分

     二部
     (博多人形の夢物語)
      [羽根の禿]  若柳寿成
      [京の四季]  三井牧子
              片桐桃子
      [猩々]    若柳菊千穂
      [秋の色種]  若柳 菊
     (太宰府夢の管公)
      [菅公]    若柳寿菊
      [初鶯]琴演奏 川原久子社中
      [梅の栄]   若柳寿菊